野鳥図鑑には数十種類~数百種類が記載されているものまで幅広いバリエーションがあります。
ここでは、野鳥図鑑を選ぶ基準をご紹介します。
- 種類数
- 地域別
- 環境別
- 写真orイラスト
持ち歩きやすいコンパクトな図鑑を選ぶといいでしょう。最初のうちは200種ほどが記載されていれば充分です。
地域によって見られる鳥の種類が異なるので、お住いの地域にあった図鑑を選ぶことも大切です。
載っている野鳥の種類が多いものは厚みがあるため嵩張りますし、類似種もたくさん出てくるので識別するのが大変です。
種類が少ないものは出会う確率が高い鳥を優先的に載せているので、目的の鳥を探しやすいといったメリットがあります。
バードウォッチングをする場所がある程度決まっているのであれば、その環境に特化した図鑑を選ぶという選択肢もあります。山野の鳥や水辺の鳥など環境別の図鑑や、シギ・チドリだけの図鑑やカモだけの図鑑というものもあります。
ですが、特に見る場所が決まっていない方や様々な場所で見たい方はオールマイティーな「身近な野鳥」などの初心者向けにピックアップされた図鑑がいいと思います。
また、写真とイラストの図鑑があります。両方載っている図鑑、写真だけの図鑑、イラストだけの図鑑があります。
写真の図鑑はありのままの鳥の姿を見られるので実際に遭遇したときのイメージがしやすいといったメリットがあります。
デメリットとしては、識別するためのポイントがわかりにくいことです。写真に加えて説明書きはあると思いますが、初列風切や眉斑といった体の部位を覚えていないと、どこの部位のことを言っているのかわかりにくく感じるかもしれません。
一方でイラストは細かな違いは省いて特徴的なところを強調して描いているので、どこを見て識別するのかが写真に比べてわかりやすいと感じます。
デメリットは、やはり写真に比べるとリアリティに欠けるところでしょう。使用している色など、どうしても実物と違いが出てしまうのは仕方のないところです。
様々な図鑑を試しに開いてみて、お好みのものを探してみてください。
おすすめの図鑑に関しては「【初心者向け】バードウォッチングにおすすめの野鳥図鑑」をご覧ください。