双眼鏡の選び方

双眼鏡と本

以下の記事では、双眼鏡を選ぶ基準がわからない方のために、バードウォッチングに適した双眼鏡の選び方について解説します。

双眼鏡を選ぶポイント

1.倍率

一般的に、野鳥を観察するのに適した倍率は8~10倍といわれています。

数字が大きくなるほど遠くのものがより大きく見えるようになります。

ただし、倍率が高いものほど双眼鏡を除いた時の視界が狭くなり、見える範囲が狭いため野鳥を探すことが難しくなるというデメリットがあります。

初心者のうちは野鳥を探しやすい8~10倍の双眼鏡をおすすめします。

2.明るさ(対物レンズ口径)

双眼鏡を覗いた時の視界の明るさは、口径の大きさが関係しています。口径とは対物レンズの直径のことを指し、数値が大きくなるほど明るくなります。野鳥を観察するためには、できるだけ明るいものが好ましいです。ただし、明るいレンズは価格が高く、双眼鏡自体も大きくなりがちなので、20㎜~40㎜を目安にするといいと思います。

屋外で晴れているときは暗めのレンズでも特に問題はありませんが、逆光になったり曇天の時に使用すると、明るいレンズとの違いがはっきり出てきます。予算と合わせて検討してみてください。

3.大きさ・重さ

双眼鏡の大きさ、重さも選ぶうえで大事な要素です。

目的地に着くまでは鞄などに入れて持ち歩くことが多いので、コンパクトなものが使いやすいです。

また、首から下げて使用するため、軽いものを選ぶと肩こりの軽減に繋がります

ですが、小さくて軽いものは口径が小さくなる傾向があります。

4.見かけ視界

見かけ視界とは、双眼鏡を覗いた時の視野の広さを表します。「見かけ視界=実視界×倍率」となります。見かけ視界が広くなるほど実際に覗いたときの視野も広くなります。視野が広いほど野鳥を探しやすくなりますが、広角(視野)が大きくなるほど解像度は落ちます。55°~75°のものを目安にするといいでしょう。

ちなみに、実視界というのは双眼鏡を動かさずに見える範囲のことをいいます。詳しい内容はこちらのサイトの説明がわかりやすいので興味がある方は見てみてください。実視界は倍率によって見え方がかわるので見かけ視界で選ぶ方がわかりやすいと思います。

5.防水性

水滴

屋外で使用するため、急な雨にも対応できる防水性のあるものをおすすめします。昨今は防水機能があるものも多いですが、中には対応していない場合もあるので商品を選ぶ際はよくチェックしてみてください。

6.アイレリーフ

アイレリーフとは、双眼鏡を覗く側のレンズと目がどれくらい離れても見えるのかを表したものです。裸眼で見る人は特に気にしなくてもいいでしょう。眼鏡を着用している方は15㎜以上あるものを選ぶのがおすすめです。

以上、バードウォッチングに適した双眼鏡の選び方になります。

【初心者向け】バードウォッチングにおすすめの双眼鏡」ではおすすめの双眼鏡をいくつかご紹介しているので、何を選んだらいいかわからない方は参考にしてみてください。


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