シマエナガを見れる場所、探し方

野鳥別

「雪の妖精」と呼ばれ、かわいい鳥として有名になったシマエナガ

そんなシマエナガを見てみたい人は大勢いると思います。

今回は、シマエナガを見られる可能性が高い場所と探すこつを紹介します。

シマエナガの生息地

シマエナガは、日本では北海道にしか生息していません。動物園でも飼育はされていないため、シマエナガを見る方法は北海道に行く以外ありません。(海外にはシマエナガそっくりの亜種もいますがここでは取り上げません。)

主に樹上で生活するので、北海道内の木が多い公園であればたいていの場所で見ることができますし、街路樹にいることもあります。

そうはいっても、見られる頻度は場所によって違います。より出会える可能性が高い場所で探したい方は山や山の近くにある大きな公園で探すといいでしょう。木が多い場所というのがポイントです。

シマエナガの探し方

冬に探す

シマエナガは一年中北海道に生息していますが、夏は葉が茂って見つけるのが困難なため、葉が落ちた冬に探すのがおすすめです。具体的には12~3月頃です。

また、夏のシマエナガは冬と違ってスリムな見た目になります。冬になると寒さのため、羽毛に空気を含ませることでもふもふの姿になってかわいさが増します。写真でよく見るようなまん丸のシマエナガを見たいなら冬にシマエナガに会いに行きましょう。その際、防寒対策はしっかりと準備してください。

鳴き声で探す

シマエナガは小さいので目で探すよりも鳴き声で探す方が見つけやすいです。

「ジュリリ、ジュリリ」という声を目印に探してみてください。

YouTubeでも鳴き声が聞ける動画があるのでまずは動画で聞いてみてから実際に探してみるのがいいでしょう。

カラ類の群れを探す

シマエナガは、繁殖期以外は群れで行動します。シマエナガだけの群れで行動することもありますが、カラ類と呼ばれる鳥たちと行動を共にしていることも多いです。

カラ類は数が多いうえ、賑やかに鳴きかわしながら移動するので探しやすいです。カラ類の群れを見つけたら、その中にシマエナガもいないか探してみてください。

【カラ類】

カラ類

シマエナガを見られるおすすめの場所

円山公園(札幌市)

北海道神宮の敷地に隣接していて、円山原始林の北側に位置している公園です。

地下鉄円山公園駅から徒歩5分の距離にあり、アクセスも良好です。

冬の間はシマエナガの目撃情報が多いので、北海道神宮の観光予定がある方はこの機会にシマエナガを探してみてください。

旭山記念公園(札幌市)

冬の間はよくシマエナガが見られる場所として有名です。

札幌市にある公園で、車かもしくは円山公園駅からバスで15分ほどで行ける場所にあり、アクセスがいい場所にあります。円山公園よりシマエナガを見られる頻度が高いという話もあるため、時間がある方はこちらに立ち寄ってみるのもいいでしょう。

森の家と呼ばれる休憩所があり、そこでシマエナガについての情報を教えてもらえます。

滝野すずらん丘陵公園(札幌市)

北海道で唯一の国営公園です。広大な公園で、主に山地、森林、渓流の生き物が数多く生息しています。

ここでもシマエナガの目撃情報が多くあります。

冬期間の営業は9:00~16:00です。通常は入園料が必要となりますが、冬季間は無料となっています。

地下鉄真駒内駅からバスで約30分です。バス停が3か所ありますが、冬期間は渓流口と中央口の2か所に停まります。

ウトナイ湖(苫小牧市)

新千歳空港から車で20~30分程の場所にある道の駅で、道内でも有数の野鳥保護区です。ラムサール条約登録湿地でもあります。

道の駅からネイチャーセンター方向に続く散策路でシマエナガが目撃されています。

また、ウトナイ湖の道の駅ではシマエナガのグッズが数多く販売されており、シマエナガが好きな方にはぜひ訪れてみてほしいところです。

青葉公園(千歳市)

北海道の中でも、千歳川付近は特にシマエナガが多いと言われています。千歳市にある青葉公園は千歳川に面しており、公園自体も広くて木が多いため、シマエナガに出会える確率は高いでしょう。

アクセスもJR千歳駅から青葉公園前までバスが出ていますし、千歳駅から徒歩で向かっても15分程の距離にあるので行きやすい場所にあります。

春国岱原生野鳥公園(根室市)

風蓮湖・春国岱(ふうれんこ・しゅんくにたい)はラムサール条約に登録されている道内屈指の野鳥の聖域です。

これまでにおよそ310種類の野鳥が観測されていることからも、いかに自然豊かな公園であるかがわかります。

干潟や草原などバラエティーに富んだ自然があり、環境によって見られる野鳥の種類も異なります。

シマエナガを探すなら広葉樹エリアを探すといいでしょう。

大自然でありながら、JR根室駅からバスで15分程で行けるアクセスの良さも魅力です。

知床国立公園(斜里町)

世界遺産に登録されている知床にはシマエナガが一年中生息しています。

知床に行く予定がある方はぜひシマエナガを探してみましょう。

女満別空港からバス(知床エアポートライナー)もしくは車でおよそ2時間15分です。

春採公園(釧路市)

春採湖を有する公園で、「春採湖ヒブナ生息地」として国の天然記念物に指定されています。

実話がもとになっている日本初シマエナガの絵本「春採湖しまえなが物語」の場所として知られています。

この公園にももちろん、シマエナガが生息します。

湖沼やヨシ原など様々な環境がありますが、樹木が多い場所を中心に探してみてください。

アクセスは釧路駅から車で10分程度です。

春採湖ネイチャーセンターは、冬期間(11月~4月上旬)の営業はしていないのでご注意ください。

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